




¥24,200(税抜:¥22,000)
産地:フランス
葡萄:ピノ・ノワール70%、ガメイ30%
赤い果実の華やかさと、スミレのような可憐な香りが共鳴し合い、口に含むとピノ・ノワールの繊細な輪郭にガメイの柔らかな果実味が重なる構成。シルキーな質感と穏やかな酸が一体となって、心地よいバランスを保ちます。控えめな個性の中に、静かな情熱を感じさせる、まさに調和のワインです。
複数の区画から収穫されたブドウは、グラップ・アンティエールのままセミ・マセラシオン・カルボニックを9週間施され、その後54Lのダム・ジャンヌにて21ヶ月間熟成。SO₂は無添加。ピエール・アンドレが目指す“果実味とテロワールの調和”というコンセプトを体現したシリーズ「ヴィア・コンコルディアエ」の一本です。
異なるテロワールの個性が調和するようにブレンドされたこのワインには、ひとつの畑では得られない複眼的な魅力があります。ピュアな果実感と静かな深みが、穏やかな時間にそっと寄り添ってくれるでしょう。
ピエール・アンドレは、フランス北東部モーゼル地方・メッツ市を拠点とする異色の造り手です。かつては医療系エンジニアとして働いていた彼は、50歳を過ぎて本格的にワインの世界へと身を投じました。哲学や文学を好み、人前に出ることの少ない静かな人物ですが、その内面に秘めた情熱はワインに明確に表れています。
自ら所有する1アールのピノ・ノワール畑のほか、フランス各地から個性的なブドウを独自のルートで調達し、すべてのキュヴェをガラス容器「ダム・ジャンヌ」で発酵・熟成。SO₂無添加で、樽香を避け、酸化や還元のコントロールを極限まで追求する徹底ぶりは、彼の「自分のためのワインを造る」という信念そのものです。
ラベルには華やかな意匠はなく、品種とセリエ番号のみが記された極めてシンプルなもの。だがその一本ごとの味わいには、彼が向き合ってきた時間、風土、思想が濃密に詰め込まれています。静けさの中に、確かな声を感じさせる造り手です。
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