オーストラリア赤

ホッフキルシュ マキシマス ピノ・ノワール 2022 赤 750ml
Hochkirch Maximus Pinot Noir 2022

10,450(税抜:9,500

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産地:オーストラリア/ヴィクトリア州 ヘンティ
品種:ピノ・ノワール 100%

ホッフキルシュのホーム・ヴィンヤードの中でも、特に樹齢の高い区画のブドウを用い、ジョン・ナゴルカ自身が品質に十分な手応えを得たヴィンテージにのみ仕込まれる最上級キュヴェです。冷涼なヘンティの環境と長年にわたりビオディナミ農法で育まれた畑の個性が凝縮され、果実の純度と繊細さ、そして深い奥行きを兼ね備えたスタイルに仕上がっています。豊かな果実味を中心にしながらも過度な力強さには向かわず、緻密な酸と落ち着いた質感が全体を引き締め、時間とともに複雑な表情を見せる構成です。

醸造は30%を全房で使用し、ステンレスタンクで野生酵母による自然発酵を実施。その後、228Lのオーク樽(新樽10%)で約18か月熟成されます。ボトリング時に最小限の亜硫酸のみを添加し、清澄剤は使用せず、ノンフィルターで瓶詰めされることで、果実や畑の個性を損なわない造りが貫かれています。

20年以上にわたりビオディナミ農法で管理されてきたホーム・ヴィンヤードの古樹ならではの凝縮感と、冷涼産地らしい伸びやかな酸、落ち着いた骨格が調和し、ヴィンテージの個性を丁寧に映し出しています。鴨や鳩などのジビエ、仔羊、きのこを使った料理との相性が良く、飲用温度は15〜16℃前後がおすすめです。若いうちから楽しめる一方で、熟成によってさらに複雑さと奥行きを増していくことも期待できる一本です。

オーストラリア・ヴィクトリア州南西部、国内でも屈指の冷涼な産地として知られるヘンティに、1990年に設立されたホッフキルシュ。創業者でありオーナー醸造家のジョン・ナゴルカは、オーストラリアでナチュラルワインという考え方が広く知られる以前から、ビオディナミ農法と自然発酵を実践し、ボトリング時の少量の亜硫酸以外は添加物を用いないワイン造りを一貫して続けてきました。

 

ジョンはドイツ系移民の4世代目であり、ワイナリー名の「ホッフキルシュ」は、曾祖父が19世紀半ばにドイツ・ザクセン州から移住した際に築かれたドイツ人入植地の名に由来します。その地名は現在「ターリントン」と改められていますが、自らのルーツを受け継ぐ象徴としてワイナリー名に残されています。

 

もともと放射線技師として働いていたジョンは、家族が三世代にわたり守ってきた農場を引き継ぐ際、「価値ある芸術品を造りたい」という思いからブドウ栽培を開始しました。当初は複数品種を試験的に植えていましたが、ヘンティの冷涼な気候との相性を見極め、ピノ・ノワールやリースリングを中心とした栽培へと発展していきます。また、除草剤を使用する従来型農法による土壌環境の悪化を経験したことを契機にビオディナミ農法へ転換し、その効果を実感したことで1999年から全面的に導入。2005年には農場全体でデメテール認証を取得し、現在もブドウ畑だけでなく農場全体をビオディナミで管理しています。

 

畑は標高約250mの北向き斜面に位置し、自根・無灌漑、高密植で栽培されます。醸造では野生酵母による自然発酵を基本とし、人為的な介入を最小限に抑えながらも、決して放任ではなく細部まで注意深く管理されています。ジョンは「テロワールとは土地に関わるすべての要素が奏でるオーケストラであり、ビオディナミはその指揮者である」と語ります。土壌、微生物、ブドウ樹、そしてヴィンテージの気候が調和したとき、ワインは単なる農産物ではなく、人の心を動かす表現となる――そんな哲学がホッフキルシュのワインには一貫して息づいています。

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    :191202
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