オーストラリア白

ホッフキルシュ ターリントン シャルドネ 2025 白 750ml
Hochkirch Tarrington Chardonnay 2025

11,000(税抜:10,000

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産地:オーストラリア/ヴィクトリア州 ヘンティ
品種:シャルドネ 100%

ヴィクトリア州南西部の冷涼産地ヘンティで、ビオディナミ農法によって育まれたシャルドネから造られる白ワインです。2025年は乾燥した気候の影響で例年より収量は少なかったものの、その環境によって凝縮感とエネルギーを備えた果実が実り、土地の個性を素直に映し出す仕上がりとなりました。果実の厚みを感じさせながらも冷涼な産地らしい引き締まった酸が全体を支え、豊かな質感と伸びやかな余韻が調和した、落ち着きのあるスタイルです。

 

醸造はステンレスタンクで野生酵母による自然発酵を開始し、およそ4時間後に圧搾。その後も自然発酵を続け、500Lのオーク樽(新樽不使用)で10か月間熟成されます。ボトリング時に最小限の亜硫酸を添加するのみで、清澄剤は使用せず、ノンフィルターで瓶詰めされており、ブドウ本来の質感や風味をそのまま表現する造りが採られています。

 

ブドウはデメテール認証を取得したビオディナミ農法の畑「ターリントン・ヴィンヤード」で栽培され、自根・無灌漑で育てられています。自然環境との調和を重視した栽培によって育まれた果実の力強さと透明感が、このワインの骨格を形づくっています。

 

魚介料理や鶏肉のロースト、きのこを使った料理、バターを控えめに使ったクリームソースなどと好相性です。飲用温度は10〜12℃ほどがおすすめで、若いうちの張りのある表情はもちろん、数年の熟成によって質感や複雑さの変化も期待できます。

オーストラリア・ヴィクトリア州南西部、国内でも屈指の冷涼な産地として知られるヘンティに、1990年に設立されたホッフキルシュ。創業者でありオーナー醸造家のジョン・ナゴルカは、オーストラリアでナチュラルワインという考え方が広く知られる以前から、ビオディナミ農法と自然発酵を実践し、ボトリング時の少量の亜硫酸以外は添加物を用いないワイン造りを一貫して続けてきました。

 

ジョンはドイツ系移民の4世代目であり、ワイナリー名の「ホッフキルシュ」は、曾祖父が19世紀半ばにドイツ・ザクセン州から移住した際に築かれたドイツ人入植地の名に由来します。その地名は現在「ターリントン」と改められていますが、自らのルーツを受け継ぐ象徴としてワイナリー名に残されています。

 

もともと放射線技師として働いていたジョンは、家族が三世代にわたり守ってきた農場を引き継ぐ際、「価値ある芸術品を造りたい」という思いからブドウ栽培を開始しました。当初は複数品種を試験的に植えていましたが、ヘンティの冷涼な気候との相性を見極め、ピノ・ノワールやリースリングを中心とした栽培へと発展していきます。また、除草剤を使用する従来型農法による土壌環境の悪化を経験したことを契機にビオディナミ農法へ転換し、その効果を実感したことで1999年から全面的に導入。2005年には農場全体でデメテール認証を取得し、現在もブドウ畑だけでなく農場全体をビオディナミで管理しています。

 

畑は標高約250mの北向き斜面に位置し、自根・無灌漑、高密植で栽培されます。醸造では野生酵母による自然発酵を基本とし、人為的な介入を最小限に抑えながらも、決して放任ではなく細部まで注意深く管理されています。ジョンは「テロワールとは土地に関わるすべての要素が奏でるオーケストラであり、ビオディナミはその指揮者である」と語ります。土壌、微生物、ブドウ樹、そしてヴィンテージの気候が調和したとき、ワインは単なる農産物ではなく、人の心を動かす表現となる――そんな哲学がホッフキルシュのワインには一貫して息づいています。

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